「ファッションで大切なのは気持ち。私は、ファッションを通して常に自分を表現してきたわ。私も、UGGと同じようにファッションの限界を押し広げ、常識を打ち破ることが大好き」

 

UGG®は、心地よさを提供するエモーショナルなブランドであり続けています。2021秋冬シーズンの幕開けは「FEEL ____」シリーズ。私たちをインスパイアする人々のストーリーをご紹介します。私たちがフィーチャーしたのは、カルチャーをリードし変革を推進するアイコン Susanne Bartsch(スザンヌ・バーチ)。UGG®ならではの心地よさを体現し、UGG®を定義する製品とも言えるアイコニックな Classic Mini(クラシック ミニ )やCoquette(コケット)を履いた彼女に話を聞きました。

Susanne Bartschは、ニューヨークの変遷とインクルージョンを見守り続けてきました。30年にわたり彼女が主催してきたパーティーは、数え切れないほど多くのクリエイティブなソウルを持つ人々や「クリーチャー」たちに、自分自身を表現し、一体感を味わい、日々の退屈を忘れられる場を提供してきました。1989年、多くの友人をエイズで亡くし打ちのめされていたスザンヌは、ファッションコミュニティに呼びかけてエイズに対する関心を高め、エイズで苦しむ人々やハンズオン組織のために資金を集めるイベント Love Ball(ラブ・ボール)を創設しました。彼女は今もニューヨークで豪華絢爛なイベントや会を開催しながら、世界中で特別なイベントを開催し続けています。

 

もはや必要ないとは思うのですが、自己紹介をお願いします。それからどんなことをしているかについても。

私はスザンヌ・バーチ。カルチャーを動かし、揺さぶり、グルーヴを起こしているわ。何よりもまず、私はアーティストなの。クラブやショー、キャバレーでのイベント、ショービジネスなど、さまざまな手段を通して自分のアートを表現しているわ。

 

アイコニックなチェルシーホテルにはいつから?ここに住んでいて最も良いこと、価値があると思うことは?

チェルシーホテルには1981年から住んでいるわ。きっと私が一番の古株ね。チェルシーホテルにはものすごく歴史があって、私もここでたくさんの歴史を作っているわ。カルチャーについては、チェルシーホテルと同じくらい知り尽くしてる。チェルシーホテルのような場所が唯一無二のニューヨークを創り出している。だから私はチェルシーホテルが大好き。それにとても便利だし。なんといっても立地が最高なの。チェルシーホテルは私の母みたい。本当にね。ずっと昔からそこにあって。私が空港からホテルに戻ってきて現金を持っていないときには、ホテルの人が渡してくれるの。彼らは本当にすばらしいのよ。家族のような感じ。新しいオーナーに変わっても、彼らの素晴らしさは変わらないわ。

 

あなたの家は美術館のような感じでもあり、部屋にはそれぞれのストーリーがあるのですよね。家の中のどこで一番長く過ごしていますか?部屋にまつわる思い出も教えてください。

チャイニーズベッドの上と、キッチンによくいるわ。キッチンにいることが多いわね。私のドキュメンタリーで見たかもしれないけど、チキン料理をよく作っているの。料理するのが大好きで、とてもリラックスできるの。テレビを見てリラックスする人もいるけど、私の場合は料理なの。それから、チャイニーズベッドの上にいると、別世界にいるみたいでとてもクリエイティブになれるわ。夜の方が創造力豊かになるの。だから私は朝が嫌い。夜9時頃から頭が働き始めて、午前3時は私にとって最高の時間。たくさんのアイデアが湧いてくるわ。だいたいいつもチャイニーズベッドにいるときなの。

 

あなたが持っている物の中で一番大切にしている物は?あなたに最も多くのインスピレーションや喜びを与える特別な物はありますか?

物は常に手に入れたり失ったりしているから、特別な思い入れがある物はないの。物は持っているけど、物自体にすごく価値を置いている訳じゃない。チャイニーズベッドは本当に気に入っているわ。手に入れた方法も含めて。80年代にオークションで手に入れたの。ニューヨークのアパートはとても狭いから。そのオークションはちょっと安っぽい感じのオークションで、セレブが参加するような豪華で大規模なオークションではなかったの。このベッドが出品されていたんだけど、誰も欲しい人がいなくて50ドルくらいで手に入れたわ。そのベッドは好きだし大切にしているけど、手に入れるつもりだった訳ではないの。24thストリートを歩いていたら、このベッドがジグソーパズルみたいに解体されるところを見たの。このベッドには釘が1本も使われていないのよ。すばらしいものを見たと思って、オークション会場に足を踏み入れたわ。そして私の人生の多くの出来事と同じように、偶然それを手に入れた。こういうことがあるから、私は計画するのが嫌いなの。ただ流れに従っていくだけ。分かる?

 

衣装を着ない休日に、家での時間を楽しむときのワードローブの定番は?ドキュメンタリー『On Top』の中で、UGG®のシューズを何足か履いているのを見てから、家でUGG®を履くのがお好きなんだと気付いてしまったのですが。

私は靴フェチなの。私は靴を大切にしているし、そのクローゼットの中にUGG®のブーツとスリッパが少なくとも5足はあるわ。

 

あなたは30年以上にわたり「ニューヨークのナイトライフの女王」として、コスチュームで仮装した、ファッショナブルでアイコニックなイベントをニューヨークの至る場所で開催してきましたね。自在に変化することが推奨され、創造性が大切にされるこの街で。この30年以上の年月にタグラインあるいはキャッチフレーズを付けるとしたら?

Play the game, and don’t let fear run your life.(堂々と振る舞い、恐怖に人生を支配されない)

 

1986年にチェルシーホテルの地下にあるクラブ Savage で最初のパーティーを開催されましたね。毎週開催されたパーティーは、人々を見たり自分を見てもらったりする場となり、アップタウンとダウンタウン、ゲイとストレート、シックとストリートなど、すべてが混在する新時代のナイトライフの先駆けとなりましたね。これまでに開催したパーティーの中で、一番誇りに思うパーティーは?その理由も教えてください。

ラブ・ボールかしら。明確に言うと、ラブ・ボールはパリで1回、プレイボーイ・マンションで1回、ローズランドで2回、全部で4回開催したわ。ラブ・ボールによって人々を経済的に支援することができたし、約400万ドルもの募金を集めることができたの。

これまでに開催したパーティーは全部好き。程度の差はあってもね。いくつかは、それほど夢中になれないものもあったけど。でも全体として、自分のやっていることは心から好きって言える。私に喜びをもたらしてくれるから。みんなに喜びを与えること、みんなが私にそうさせてくれて、私は彼らから喜びをもらっている。これ以上すばらしいことはないわ。

 

1989年に、あなたはファッションコミュニティに呼びかけ、AIDS(エイズ)に対する関心を高め、エイズで苦しむ人々やハンズオン組織のために資金を集めるイベント Love Ball(ラブ・ボール)を初めて開催しましたね。こうした慈善活動やアクティビズムのインスピレーションはどこから?

ラブ・ボールは、エイズで苦しむ人々のために開催したの。78年のエイズの感染状況は本当にひどかったわ。私は、痛みや喪失感、絶望感を通してラブ・ボールを創設したの。アドレス帳に載っている人たちの半数を失ったわ。人々が死んでいく。でも、何が起きているのか誰も分からなかった。本当に恐ろしかった。ある日曜日に、ベッドから起き上がることさえできなかったのを覚えてる。あまりにも落ち込んでしまって。チェルシーホテルの隣の部屋に住んでいた、ほぼ一緒に暮らしていたような親友の1人が亡くなったの。もう何をしたらいいか分からなくて。めそめそ泣けばいいの?泣き叫べばいいの?私はその両方をしたわ。でも、何かしなければ、闘わなければ、と思ったの。だから立ち上がって、このアイデアを思い付いた。エイズについての関心を高め、寄付を募りたいと思ったわ。そのときファッションコミュニティが初めて一つになって「私たちは、エイズに苦しめられている」と声を上げたの。当時のデザイナーたちもこの病気に襲われていたから。

 

あなたのパーティーは常に、さまざまな分野の人々をひとつにし、障壁を取り除き、人々を幸せな気分にすることを使命としてきましたね。新型コロナウイルス感染拡大は、あなたとあなたが築き上げてきたコミュニティにどのような影響を与えていますか?

すべての人が大打撃を受けたと思うわ。新型コロナウイルスとエイズの違いは、新型コロナウイルスはすべての人に一斉に広まること。エイズは徐々に広がるけれど。たくさんの人々がエイズによって亡くなっているけど、じわじわと広がる感じだった。「ゲイだけがかかる病気だろう」とか、色々とひどい事を言う人もいたわ。エイズが世界に深刻な影響を与えるまでには、長い時間がかかったわ。新型コロナウイルス感染症の場合、トラックが壁にぶつかるみたいに一気に感染が拡大したわ。最後に活動したのは、Bartschlandのキャバレーショーをした2020年3月6日よ。翼を切られたような気分だった。ずっと分かっていたことだけど、私のライフラインは人なんだと気付いたの。

 

こうあるべきという自分ではなく、本当の自分でいることで疎外感を感じている人にアドバイスするとしたら?

私のパーティーに来て。ハイ!って挨拶して。私があなたと話して、あなたが何かを学べるメンターのような人々にあなたを紹介してあげる。メンターを連れてきてあげる。大切なことは、恐れてはいけないということ。一歩を踏み出そうとすると怖いけれど、私たちが成長してきた軌跡はとてもパワフル。でも、親になることは多分自分がこれまでしてきた中で一番パワフルなことだと思うわ。両親は自分の存在のバックボーンだと思う。親も失敗するし、誰もが良いことも悪いこともしてる。彼らは人間で、あなたに影響を与えるの。あなたがしっかりと舵を握ること。そして、怖がってはいけない。私に会いに来て。あなたの生き方の手助けをするわ。なりたい自分になるのよ。ドラァグクイーンになりたい?スーパースターになりたい?フォトグラファーになりたい?自分がどうなりたいのかを理解して、それに向かって一歩を踏み出すの。それがゴール。何をしたいのかが分からなければ、全部やってみればいいのよ。

 

あなたは大胆で、表現豊かで、ファッショナブルで、色々な意味で常識を打ち破っていますね。あなたにパワーを与えているものは?あなた自身について、そして他の人について、一番大切にしていることは? 

私は色々な人からインスピレーションをもらっているの。自分の人生を生きて、自分自身を表現している人々を尊敬している。誰もがアーティストになる必要はないけど、すべてのものはアートなの。9時から5時までオフィスにいることは私には無理だった。これは、私がイベントをする理由の1つでもあるわ。イベントをすることで、退屈なオフィスワークをやめて、オフィスでは見られないような何かを見せることができる。自分自身を恐れずに表現する人や色々なことを試してみる人、インスピレーションを与える人、誠実な人を尊敬しているわ。私は有言実行なの。私は思いやりのある人が好き。自分のことばかりを考えるのではなく「私たち」のことを考えることが大切よね。「私たち」という考え方こそ、私たちが前に進み、人生において何らかの目標を達成する唯一の方法だわ。私が大切にしているのは、愛と思いやり、そして自分自身を表現すること。

 

何か、あるいは誰かをアイコニックにするものとは何だと思いますか?あなたにとってのアイコンは?

アイコニックな物とは、時を超えて存在するものだと思う。つまり、長い年月を経た後でも何かの意味を持っているもの。UGG®のブーツのような。今もなお時代に合っているし、意味のあるものだわ。チェルシーホテルもアイコニックだわ。Lee Priest(リー・プリースト)のような人も。私が彼をニューヨークに連れてきたの。彼は伝説的なオーストラリア人で、その芸術的な身体で有名になったの。彼は独学で身体を鍛え、芸術作品の域にまで達したの。どうやったらああなるのか分からない。これまでにあんな人は見たことがなくて、本当にアイコニックだと思う。

 

あなたがファッションの世界に入ったきっかけは?どんなファッションに一番インスピレーションを受けますか?

5歳の頃から何を着るかを気にしていたわ。普通とは違う着方で服を着ていた。私はファッションを型破りなものにするのが好き。これは、小さい頃からずっと変わらないわ。ファッションによって、自分を何かに変えることができる。昔からそれが大好き。ウィッグやメイクアップがあれば、何にでもなれる。私にとっては一種のアートのようなもの。ファッションって、衣服を裏返したり、逆さにしたりするものだと思うけど、そういうことを最初からやっていたの。

 

2020年4月には、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行によって影響を受けたナイトライフコミュニティを支援するため、Zoomを使ったパーティー「On Top」を毎週木曜日に開催しましたね。あなたにとって今、コミュニティは何を意味しますか?コミュニティが本当に必要としている何かを始めることは、あなたにとってどのくらい重要なことでしたか?

私がただ何かをしたかったというのも、パーティーを開催することにした理由のひとつなの。ドレスアップしたくて。でも、1人でドレスアップして鏡の前に立つだけなんてね。私はただ、クリエイティブになりたかったんだと思う。自分のクリエイティビティが完全に止まってしまったように感じていて、それまで長年にわたって私が雇い、一緒に仕事をしてきたパフォーマーのみんなが少しでも稼げるようなプラットフォームと機会を提供したいと思ったの。それだけでリッチになれる人なんて誰もいないけれど、私がコミュニティを支援するための何かをすれば、週に1度でも仕事を提供すれば、少なくとも彼らの食費ぐらいは賄えると思ったの。Zoomパーティーのモチベーションは、コミュニティを助けることだったの。誰もが悲観的になっていたけれど、パーティーは、ドレスアップする理由を提供したわ。1,000人が一緒に参加するパーティーをしたいと思ったわ。私がみんなに「お尻を振って」って言ったら、みんながお尻を振ってくれた!さまざまな場所から来た人々がみんな同じことをしていたわ。それは本当に感動的だった。私はそれを見て涙を流したわ。心から安心したんだと思う。コミュニティが少しだけ元気を取り戻す手助けができたと感じたわ。みんなの衣装もすばらしかったし。Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター)の抗議運動のときには、31,000ドルの募金を集めたわ。私の場合は、ゴージャスな衣装で募金を集めることで抗議運動に参加したの。PrideのイベントもZoomで開催したわ。Prideの時期に誰もどこにも行けなかったから、何かをすることが大切だって感じたの。ホームレスのトランスジェンダーの子供たちのために、1時間で12,000ドルを集めて Ali Forney Center(アリ・フォーニー・センター)に寄付したの。これってすごいことよね。そのことで嬉しい気持ちになったし、自分が役に立つ人間だって思えた。クリエイティブな気持ちになれたし、みんなを助けられたって思えたことが最高だったわ。

 

あなたは「私は演技をしない、歌も歌わない、良い声も持っていないし、ダンサーでもない。だから私は自分の見た目で自分を表現する」と言っていましたね。あなたのスタイルについて教えてください。そのスタイルはあなたをどのように表現していますか?

心地よいスタイルが好きだし、大胆な気持ちになれるスタイルが好き。自分らしさ(authenticity)はとても重要だと思う。自分が良いと思えないものを着ていたら、それが伝わってしまうと思うわ。自分が着るものは、良いと思えるものでなければいけないわ。もしあなたがドラァグクイーンの格好をしたり、メイクアップをしたり、ハイヒールを履きたくなければ、しなければいいの。私は、みんなが何かをやらなければいけないとは言っていないのよ。ただ、スタイルにおいては自分らしさがとても大切だということ。私は自分が良いと思うことだけをするようにしているわ。

 

 

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